TOEICってどんな資格?
TOEICとは「Test of English for International Communication」の略称で、合否判定は無く、990点満点中何点かで計測されるテストです。
TOEICのテストプログラムの開発はアメリカプリンストンに拠点を置く、ETSが行っており、日本では財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営を担当しています。
日本人の受験者数は2019年度で約241万人と数多くの人が受験する人気資格です。
英語を使った仕事がしたい人には必須の資格
貿易、マーケテイング、ITエンジニア、コンサルタントなどといった英語力が求められる仕事でTOEICでは、750点以上のスコアを取っておくことが求められます。したがって、英語を使った仕事をしていきたい人には必須の資格だといえるでしょう。
また、上場企業における英語活用実態調査によると、約7割の企業がTOEICスコアを採用・昇進の際の選考指標の1つとしていることが分かっています。なので、英語を使った仕事をしたいわけではないけど、昇進して活躍していきたいというような方にもTOEICは避けて通れない資格になるでしょう。
TOEIC何点以上取れば転職で有利?
国内の企業への転職を考えているのであれば、最低でも600点は必要です。ただし、600点はあくまでも最低限の点数なので、TOEICの点数を武器にしていきたい方は700点以上目指す必要があります。
外資系などの英語を日ごろから使うような企業では、ビジネス英語で相手にきちんと意見を伝えられることが求められます。TOEICテストでは750点以上あれば面接で良い印象を与えることができます。
TOEICスコア700点以上あれば転職を有利に進めることができます。700点は努力次第で目指せる点数です。TOEICで700点以上を取って転職を有利に進めていきましょう。
意外な職種で評価されるTOEIC
グローバル化の流れに伴って、さまざまな職業で「英語力」が求められるようになりました。特に顕著なのは教育系の分野です。
英語教育が低年齢化しており、最近では保育園で働く保育士すら英語を話す機会が出てきています。
保育園や学校が英語教育に力を入れているところであれば、当然そこの職員にも英語力が求められるでしょう。また、生徒の保護者が英語しか話せないケースもあります。
逆に言えば、TOEICハイスコアの保有は、保育士や教職員といった職種でも強みにできるということ。英語力はあらたな仕事の可能性を切り開くカギとなるスキルなのです。